山歩き日誌
♪丸山(960m) 2001/4/8 |
7:16池袋発の急行にギリギリ乗るために、コンビニにも寄れずに
電車に飛び乗ったので、芦ヶ久保駅で食料調達。
駅前の売店兼食堂には、テイクアウトできるものはおにぎりだけ。
まぁ、贅沢は言いません。
おにぎりとおやつ、ペットボトルの飲み物などを調達して出発。
赤谷の集落までは、国道沿いを歩く。
30分弱歩いたところで、道標に従い国道と別れ、左に登って行く。
民家の間を通り、道は雑木林へと導かれる。
枝沢を渡る丸木橋の手前で、先行していた団体さんに道を譲られた。
「若い人は元気だねぇ〜!」の声に見送られ、先行することになる。
《えっ?!若い人?ちょっと気分が良くなって、足取りが軽くなった。》
植林の霧がかった急斜面をジグザグに登り、舗装された林道に登りつく。
ここが大野峠だ。
車が通っているのを見ると、なんだかくやしい。
一休みして、木段を登ると休憩舎があった。
なんだ、ここで休めば良かった。
晴れていれば、ここからこの間登った笠山が見えるはずだが
あとから、あとから湧いてくる霧に、何も見えない。
気を取り直して、気持ちの良い尾根道を歩く。
電波等の横を通り、丸山山頂へ到着。
展望台に登って見るが、やはり何にも見えない。
ベンチを見つけ、駅前で買ったおにぎりを頬張る。
2つでひとパックなのだが
中身が両方とも、カリカリ小梅だったのが、少し悲しい。
まぁ、贅沢は言いません。
日向山方面の「花の山道」(遊歩道)を目指して、再び歩き始める。
丸山林道を途中で横切り、日向山分岐までは防火帯の広い山道。
途中、何度も「ポンポーン」と花火を打ち上げる音や
「ピーヒャラ、ピーヒャラ」とお囃子が聞こえてくる。
さすが「カタクリ祭り」だけあるな…と音のする方向を目指して
細い細い溝のような藪の道をひたすら下りて行く。
なんだか迷路のようで、おもしろい。
お囃子の音が、すぐ近くに聞こえるようになった頃
車道に出た。
さすが「カタクリ祭り」のこの時期なので、
人や車を誘導する人が、あちこちに立っていた。
おかげで迷うことなく、「花の山道」の遊歩道に行き着くことができた。
遊歩道の中は、さすがに人で溢れていたが、
花もカタクリのほかにもスミレ、アズマイチゲが溢れるように咲いていた。
きのこ茶屋でアイスを食べてから、一路芦ヶ久保の駅まで下りて行く。
芦ヶ久保果樹園村というだけあって、
1年中、フルーツ狩りが楽しめる。
そういえば、昔、イチゴ狩りに来たことを思い出した。
あの頃は、山登りで再び訪れるなどとは、夢にも思わなかったけど。