山歩き日誌
♪御前山(1405m) 2001/4/15 |
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私にとっては未開の山域、奥多摩。
乗り換えが多くて、遠いなぁ…と今まであまり出かける機会がなかった。
でも、花の百名山のひとつと言われている、御前山のカタクリを一目見たくて計画した。
奥多摩フリーパスを購入して、奥多摩駅に着いたのが9:00少し前。
ちょうどカタクリが見頃を迎えているとみえて、登山客も多く
運良く待つことなく、臨時便のバスに乗り込むことが出来た。
境橋のバス停で降りたのは、10名ほど。
それぞれ、思い思いに歩き出した。
林道を20分ほど歩いて、山道に入る。
栃寄沢沿いに、ニリンソウなど見ながら、のんびり歩く。
1時間くらい歩くと、早くもお腹がグー…。
おにぎり1つ頬張って、また歩き出す。
途中、あれ?道が途切れちゃった?…。
と、迷いそうな所が2ケ所ほど。
運良く後から来た人に教えてもらったり、
子供にこっちじゃないの?と気づかされたり。。。
まだまだですな。。。
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体験の森の中は道が縦横についているが、御前山の標識に従って直登。
ひたすら登りばかりで、足が重い。
途中アズマイチゲが斜面にいっぱい咲いていた。
「桂」の大木の下に、ベンチがあり一休み。
この桂の木。下から見上げたのでは、わからないのだが
遠くから見ると、新芽が赤く色づいて見え、とても綺麗なのだ。
体験の森を過ぎた辺りに、建てたばかりの綺麗な東屋がある。
その辺りから、カタクリが出現し始めた。
辺り一帯に、また登山道のすぐ足元にも花が咲いている。
柵で囲われた中に咲いているのではなく、
自然な姿で咲いているのには、感激してしまった。
狭い道で、対向者とすれ違う時に
カタクリを踏んでしまわないように、と気を使うほど
本当に足元のそこ、ここにまで、芽を出しているのだ。
ひと登りで「湧水広場」と標識のある、展望の良いところへ出た。
水は何処を見まわしても湧いてはいないけれど、ベンチもありまたひと休み。
向こうに見える稜線は、地図で確かめると、どうも石尾根らしい。
ということは、あれが鷹ノ巣山で、あれが六ツ石山かな。。。
元気を出して、また登り出す。
頂上手前の避難小屋が見えてきた。
たくさんの人が小屋から溢れて休んでいたので、
きれいな小屋だなぁ…とチラリ横目で見ただけで通過した。
今度こそ、頂上だよ!と
ひたすらの登りに飽きたのと、疲れたのとで眉間にシワを寄せているコドモを励ました。
登山者達のにぎやかな声がしてきた時には、思わずニッコリ。
山頂標識の前で、機嫌良く記念撮影。
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今日は、休むたびに1つ、また1つとおにぎりを食べながら歩いたので
山頂では、どっかと腰を下ろしたものの、20分くらい休んで先へ進んだ。
奥多摩湖方面へと向かったとたん、南西方向に
大きな富士山がどっしり姿を現していた。
雪がてかてかと太陽に照らされて、光って見えた。
下りは、所々ロープの張ってある大ブナ尾根の急坂をひたすら下りて行く。
惣岳山を過ぎても尚、カタクリと若々しいバイケイソウがたくさん芽吹いている。
深緑色の奥多摩湖が見えてきた。
ざわざわと藪が音を立てる中を、ひたすら下りる。
からからに乾いた石混じりの急坂を滑らないように下りる。
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樹林の間から見える奥多摩湖が、だいぶ近くに見えるようになってきた。
ゴールは、もうすぐだ。
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