山歩き日誌
♪大霧山(おおぎりやま)(767m)
2000/11/19
《行 程》
東武東上線小川町駅=バス=橋場…粥新田峠…大霧山(767m)…旧定峰峠…定峰峠…白石車庫
=バス=小川町駅
*歩行距離 約8km *歩行時間 約3時間半
池袋7:15発の東武東上線急行に乗って小川町駅に到着した時
8:50発のバスを待つ登山者が既に長い列を作っていた。
みんな乗りきれるのかしら…と心配していたら
臨時便も増発することになったので
後ろのバスになんとか乗り込む事ができた。
ラッキー!
橋場のバス停で降りて、歩き始める。
バスも一緒だったが、年配の方から高校生くらいの男の子までが混ざった
年令層の厚い15,6人のパーティーの後ろを歩いて行った。
途中の野菜の無人販売所で足を止めているそのパーティーを追い越し
まず目指すは、粥新田峠。
車道歩きが長い。
みかん畑を見ながらずんずん歩く事3〜40分。
コンクリートの道を歩くのが嫌いなコドモ達は、
山道コイコイ…と待ち遠しそう。
ようやく登山道に入ると、小腹が減ったと
朝にぎってきた明太子おにぎりをひとつづつ食べていると
「うまそうだねー」と例のパーティーが追い越して行った。
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葉っぱの落ちた歩きやすい緩やかな登山道をサクサク登って行くと
先ほどの一団が休憩中。
お先に…ともうひと歩きすると粥新田峠の東屋が見えてきた。
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東屋の脇の登山道をさらに登って、大霧山を目指す。
峠から山頂までは、部分的にちょっとキツイ登りはあるが
歩きやすい、気持ちの良い稜線だ。
「えー!ここにも階段発見!」という箇所が1箇所だけあったが
右にこの階段を巻いていると思われる道がついていた。
よく踏まれている道なので、大丈夫だろう…と
ここで、ふたてに分かれて歩いてみた。
すぐに合流するだろうと思ったけど
意外に長く感じられて、
「おーい!聞こえるか〜い!」と大声を出してみたら
「ヤッホー!聞こえるよ〜!」と
姿は見えねど、声は届くので安心する。
巻き道を選んだゆきっちと母が合流地点に着くと、
階段の直登コースを選んだモッチー小隊1番の健脚である
ゆりっちとFおばちゃん(私の姉)が姿を表した。
なんだか得した気分だね!とゆきっちと母は単純に喜んだ。
最後の急坂を登っていると
「おーほっほっほ・・・」と
にぎやかなおばさまがたの声が聞こえてきた。
山頂はもうすぐそこだ。
山頂に着いてみると西側と北側に展望が開けていて
なるほど「おーほっほっほ!」に値する眺めであった。
展望案内図があったので、確認しながら山を同定するのが嬉しかった。
西方向には両神山、武甲山が良く見える。
北方向には赤城山、その向こうに燧ケ岳、日光白根山、男体山…。
日光白根山は山頂だけが顔を覗かせていたけど
すっかり雪化粧をしていて真っ白だ。
あ〜。今度は双眼鏡が欲しいなぁ〜。
ないものねだり…。
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持参したストーブで温かい紅茶を入れて昼食タイムにした。
さすがに今日は天気が良いけど、冷え込んでいるので
30分もじっとしていると寒くなってくる。
早々に歩き始める事にした。
朝から一緒のパーティーも休憩を終え、出発の様子だ。
山頂を後に稜線を南に向かった。
なだらかな歩きやすい道でとても気持ちが良い。
やがて左に有刺鉄線で仕切られた草地が見えてきた。
麓から見えていたゴルフ場かと思った草地は
地図によると放牧場だったのだ。
今日は放牧されてはいなかったけど。
気持ちの良い尾根歩きの途中で
ゆきっちが1学期の山中湖移動教室の時に作った
バードコールを鳴らしてみた。
すると、オドロキ。
鳥達がやってきて、まるでコールに応えるように鳴き始めたのだ。
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旧定峰峠を経て、いくつかのピークを越えて
定峰峠に着いた。
定峰峠は舗装道路が白石から秩父へ抜けている。
沿道は桜の名所として知られ、春の花時にはたくさん花見客が訪れるそうだ。
地図によるとコースタイム1時間40分のところを
なんと1時間15分で着いてしまった。
抜きつ抜かれつ…で無意識に頑張っちゃったのだろうか。
平均年令26才の我モッチー隊。
今日は珍しく余裕のある歩きだ。
ご褒美に峠の茶店でみそおでんを美味しく頂いた。
ふと見ると、子の権現でしか売っていないと思っていた
あの!ねぎ味噌せんべいを見つけた。
もちろん今日も休日出勤をしている隊長のために
おみやげとしてたっぷり買ってきました。
ここから白石車庫のバス停までは、
何度か車道を横切りながら歩く事約40分。
コースタイムの1.5倍を予想していたので
帰りは早くても午後3時台のバスに乗るだろうと思っていた。
だから午後2時台のバスの時刻表を調べて来なかったけど
今日はなんてラッキーなんでしょう。
バス停に着いて10分と待たずに
バスが出るらしい。
定峰峠で休まずにそのまま降りてきたという
例のパーティーのおじさんが教えてくれた。
しかもやはり臨時便として小川町までの直通便も出る。
直通便のバスに座って来れた上、小川町の駅に着いて
もうひとつおまけにツイていた。
なんと、5分と待たずに今度は池袋までの特急が
私達を待っていたのだ。
あ〜!こんな日もあるのね♪と嬉しくなった。
おかげで夕方5時の夕焼けチャイムは
家に到着する頃聞くことができた。